どうも、ユウです。
今回は法人税の中間申告と税金の納付について確認していきたいと思います。
法人税の中間申告と納付ですが、決算時に一定以上の税金を納付している場合の次の会計期間において中間申告が必要になります。
あなたのところは支払う税金が多いから先に半分くらいを予定納付として納付しておいてね。多く納付した場合はあとで決算になったら清算するから。
といった感じのイメージでしょうか。
例.
決算 年1回、3月31日 法人税の中間納付を行い、税額500,000円を小切手を振り出して納付した。
借方 | / | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
? | 500,000 | / | 当座預金 | 500,000 |
いまのところで分かるところを埋めるとこのようになると思います。
ここで新しい勘定科目を使うのですが、
「仮払法人税等」(資産)
という勘定科目が登場します。
読んで字の如くですね。決算時の納付に備えて仮として税金を先に納めておくということです。
資産の科目なので借方において、決算時の納付の際に清算します。
借方 | / | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
仮払法人税等 | 500,000 | / | 普通預金 | 500,000 |
このような仕訳で完成です。
さて、決算時に清算と書きましたがその時の仕訳も確認しておきましょう。
例.
決算を行い、法人税、住民税及び事業税が1,200,000円と計算された。なお、この金額から中間納付額500,000円を差し引いた金額を未払い分として計上した。
また新しい勘定科目が出てきました。
「未払法人税等」(負債)
「法人税、住民税及び事業税」(費用)
です。しかしこの「法人税、住民税及び事業税」は問題によって「法人税等」と略される場合があります。問題文をよく読んで解答に記入しましょう。
さて、仕訳に戻ります。
借方 | / | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
法人税、住民税及び事業税 | 1,200,000 | / | 仮払法人税等 | 500,000 |
未払法人税等 | 700,000 |
このようになりますが、分かりましたでしょうか。
更にこの後、未払法人税等を納付して税金の納付が終了します。
例.
未払法人税等700,000円を小切手を振り出して納付した。
借方 | / | 貸方 | ||
---|---|---|---|---|
未払法人税等 | 700,000 | / | 当座預金 | 700,000 |
法人税の問題も本試験問1の仕訳問題に出やすい問題になります。
難しい問題ではないのでしっかり覚えておきましょう。
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